ソーシャルメディア最適化のレシピ

SMO(ソーシャルメディア最適化)
検索エンジン最適化(SEO)と似たような言葉として
ソーシャルメディア最適化(SMO)というものがあります。

SMOとは、映画「ソーシャル・ネットワーク」の公開によって話題になったFacebookや東日本大震災時にメールや電話の代わりの連絡手段として機能していたTwitterなど、ソーシャルメディアを検索エンジンに代わる集客ツールとして使用していくマーケティング手法のことです。

本日はソーシャルメディアとの関わり方についてご紹介します。

ソーシャルメディアとは?

ソーシャルメディアは、誰もが参加できるスケーラブルな情報発信技術を用いて、社会的インタラクションを通じて広がっていくように設計されたメディアである。しばしばティム・オライリーによって提唱されたWeb 2.0の概念を具現化した一つの形として考えられる。

個人と個人、個人と組織、組織と組織の間の情報発信が、ウェブサービスを経由することによってそれ自体が意味を持つコミュニティとなり、実社会に広く拡散され、影響力を持ち始めたメディア。twitterやfacebookなどのプラットフォームによって、個人間の情報発信が可視化されやすくなったことにより、ソーシャル・ネットワーキング・サービスのネットワーク的な概念を超えて、新たなメディアとして浸透しつつある。

引用:Wikipedia 『ソーシャルメディア』

簡潔に言えば、双方向のコミュニケーションが可能となったメディアのことです。
ソーシャルメディアの台頭によって企業をはじめとした組織以外にも、
ユーザーが発信する情報が個人に影響を持ち始めるようになりました。

ユーザーの情報まとめサイトnanapiや動画共有サイトYoutube、
ソーシャルネットワーキングサービスmixiなどもこのソーシャルメディアにあたります。

ソーシャルメディアのメリット

  • 従来の印刷やテレビ、屋外広告などに比べ費用が安い
  • 消費者から早く、本音の、詳細なフィードバックが得られる
  • 消費者との深い関わりを持つことができる
  • 優れたブランドマーケティングやカスタマーサービスと同様に、ソーシャルメディアで正しい振る舞いをした時の効果・メリットは数年にわたって継続する
  • すべての顧客と従業員がメディアへの情報発信源となり得る。ソーシャルメディアは口コミの増強剤になる
  • 過去ではマーケティングに多くの費用を投下した企業がたびたび勝利を収めてきたが、今日では顧客に対し優れた製品やブランド体験を提供する企業が勝者になる可能性が高まっている
  • ソーシャルメディアは多くの企業が避けようとする時間と労力を要する。ゆえに、労力を惜しまない企業が台頭することができる
  • 築き上げたメディアを利用すれば新たな才能を効果的に採用することもできる

引用:SOCIAL MEDIA SURF 『ソーシャルメディアの優位点と不安点』

企業にとっては、ユーザーとの接点が増えることによって、従来のプロモーションだけでは達成が難しかった
ブランドイメージ向上も可能にすることができるのが一番の魅力と言えるでしょう。

そして、ソーシャルメディアではビジネスに身を置いていない一般ユーザーであっても、
企業と同様に情報発信をして評価を集めることが可能になりました。

ソーシャルメディアのデメリット

  • ソーシャルメディアの効果・メリットの多くは直ぐではなく数ヶ月の時間を要する。ブランドマーケティングやカスタマーサービスといった長期的な取り組みと同様に考えなければならない
  • ツールが急速に変化する。かつてはMySpaceやOrkut、Friendsterであったが、今日ではFacebookやmixiとなっている
  • 見えない労力的コストが多い。顧客とのリレーションシップを構築するにはもちろん時間がかかる。オフラインと同様の時間や苦労がソーシャルメディアでも求められる
  • 対面のコミュニケーションの機会を減らしてしまう可能性がある
  • 顧客が適正に対応されていないと感じた時に、彼らの不満や言い分を表現する場所になってしまいブランドの評判を傷つけてしまうかもしれない(対応により挽回はできる)
  • ブランドのポジションを顧客や従業員に預けることになる。時には彼らが望まない場所へ導いてしまうこともあるかもしれない(ディレクターの腕の見せどころだろう)

引用:SOCIAL MEDIA SURF 『ソーシャルメディアの優位点と不安点』

ソーシャルメディアの難点は、コントロールが効かないことと費用対効果が非常に見えにくい点にあります。
多くの時間をかけたからといって、検索エンジンマーケティングのように直接的な効果をもたらさないこともあります。
それどころか不用意な発言によって所謂『炎上』アカウントになってしまうことも考えられます。

ソーシャルメディアに正解はありません。
十人いれば十通りの最適化方法があり、現在はDELLなどの有名な大手企業の
一見輝かしく見える成功事例が独り歩きしてしまっているような状態です。

参照:Web担当者Forum 『ツイッター成功事例の裏を読む。デルの成功事例はたった2千円』

ソーシャルメディアの有効的な使い方

ソーシャルメディアの利用は本来押し出すべきサービスや情報を拡散するツールにすぎません。
弊社では、自社、または自分の公開する情報の精度を高めた上でツールとして活用していくことをお薦めしています。

SEOは「古いから」、リスティングは「費用対効果が悪いから」といったセールストークと同様に
ソーシャルメディアでは「費用対効果が低い、見えない」と言うこともできてしまいます。

Webプロモーションを実施していくにあたっては、目指したいビジネスゴールを設定し適切なツールを使用していくことが重要になります。


LiAメディアマーケティングセクション 加藤


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